仕事のオキテ

瞬間沸騰する怒りっぽい人の深層心理と対処法!負の連鎖をここで断ち切れ!

短気 対処

あなたの人格を否定してくる人、わざと大きな声で怒鳴って公開処刑してくる人、プライベートのイライラをなぜか職場にぶつけてくる人…

「あんな人と関わりたくない!もうこりごり!」
「もう顔も見たくない、仕事いくのがつらい」

職場でこんな辛い思いを抱えている人も多いのではないでしょうか?

怒りっぽい人が周りにいると、その人と同じ空間にいるだけでもビクビクしてしまってしんどいですよね。

本記事では

すぐ怒る人はどんな心理状態なのか
怒りっぽい人とうまく付き合うためにはどうすればよいのか

について、解説していきます。

ここで紹介する怒りっぽい人の考え方や対処法を理解して、仕事のやりづらさを少しでも軽くしちゃいましょう!

怒りっぽい人の心理

「どうしてそんなにすぐ怒るの?疲れない?」

普段あまり怒らない人にとってはさっぱりわからない、怒りっぽい人の深層心理について解説します。

相手を思い通りに支配したい

相手を思い通りに支配したい

相手を自分の思い通りに支配したいときに、怒りの感情は用いられます。

例えば、親は子供に言うことを聞かせるために怒りますよね。

なぜかというと、親にとって自分の子供は支配しやすい存在だからです。

これを職場に置き換えてみましょう。

親はこの場合だと上司、子供はこの場合だと部下に当てはまります。

つまり、怒りの感情とは基本的に立場が上のものが下のものを思い通りに支配したいときに使う感情なのです。

そのため、怒りっぽい人は相手が気に食わなかったり思い通りに操作したいときに、ためらいなく怒りの感情を発動させます。

怒りっぽい人にとって、「怒り」とはお手軽に相手を思い通りに動かせる、とても便利な手段なのです。

うん、いい迷惑です!

自分の優位を証明したい

自分の優位を証明したい

人は意見が拮抗している状況になると、主導権を握るために怒りの感情を用います。

例えば、営業がどうやったら効率よくなるかの会議で、部下がお金のかかる非現実的な提案ばかりしてきたとしましょう。

最初は「無理じゃないの?」と軽く否定しても、相手がなかなか食い下がりません。

だんだんイライラが募ってくると

「無理だっていってんだろ!もっと現実的なこと考えろ!」

と怒鳴ってしまうわけです。

このように、怒りの感情を表に出すことで「私はお前を正す役割を担っている」「私はお前よりも上の立場だ」と主張しているのです。

主導権争いになると、勝者と敗者が生まれます。

勝者は自分の欲求を相手に飲ませることに成功します。

一方、敗者は大きな挫折と敗北感を味わうことになります。

自分の優位を証明するために怒りの感情を爆発させる行為は、非常に短絡的といえるでしょう。

相手を納得させたいのなら、怒りではなく根拠のある理由で!

自分の考えが絶対正しいと思っている

自分が絶対正しいと思っている

「自分が絶対正しい」と思っているので、ゆがんだ正義感を発揮するために怒りの感情を用います。

例えば、怒りっぽい人が「並んでいた列に割り込んでくる人」に遭遇すると、一方的に怒りを爆発させます。

「列に割り込んでいる奴は徹底的に対抗して態度を改めさせるべき」という強烈な正義感に基づく信念があるからです。

もちろん列に割り込むことはいけないことです。ですが、普通は多少イラっとしても事を荒立てたくないから押し黙って我慢する人が多数でしょう。

「周りはバカだらけだ、だから自分にとって不都合なことばかり起きるんだ」
「あんなバカを調子にのらせてたまるか、痛い目に合わせてやる」

このように信念が独善的になっているため、怒りの感情を利用して自分の正義を貫こうとするのです。

要するに視野が狭いんだね!残念!

怒りっぽい人との付き合い方

隠れた本当の感情をくみとる

相手の本当の感情をくみとる

そもそも、相手はなぜあなたに怒っているのでしょうか?

相手が怒りの感情を使うのには何かしら理由があります。

「あなたに何かの感情を持っていて、それが裏切られたときに怒りの感情で気持ちを伝えている」という見方もできるのです。

例えば、ある営業部でノルマを達成できていない部下を叱りつける上司が、こう発言したとしましょう。

「なんだこの成績は!お前はこの数字を見てなんとも思わないのか!何か言ってみろ!」

このように部下に対して怒っている上司の大半は、「落胆」という一次感情を抱えています。

「『この部下ならできる』と期待していたのに、その期待が裏切られた」という落胆を、怒りという二次感情に乗せてぶつけているのです。

もっと身近な例に例えると、「糖尿病になっている夫が暴飲暴食し続けることに対して怒る妻」はどうでしょうか。

この場合、一次感情は「心配」、二次感情は「怒り」となります。

夫の健康を「心配」している妻の気持ちが満たされない行為を夫が続けるため、「怒り」という感情をぶつけているのです。

この怒り方の欠点は、怒る相手に対して一次感情が伝わりにくいという点です。

「怒り」という表面的な感情ばかりに目がいって、場合によっては反発したり卑屈になったりしてしまいます。

相手はなぜあなたに対して怒っているのか、一次感情は何なのかを意識するようにしてみましょう。

一次感情が分かれば、改善する点も見えやすくなりますし、ネガティブな気持ちを多少緩和することができます。

「怒られるうちが華」というやつだね!

第3者目線で状況を眺める

第三者目線で眺める

自分に起きている状況を、脳内で第3者視点から眺められるようにしましょう。

例えば、野球や格闘技の実況中継のごとく脳内で実況してみましょう。

おおっとーwまた始まりました!お得意の臨界点突破芸!今回は序盤からかなりペースをあげております!よく見たら前歯に青のりついてますね気づいてないんでしょうか!?

「そんなの怒っている相手に失礼だ」と思うかもしれませんが、一番大切なのはあなたの心です。

大真面目に相手の怒りに向き合い続けていたら、心が折れてしまいます。

相手を黙らせることができないのであれば、あなたにできることは心を守ることだけです。

反省しないといけない部分は反省しないといけませんが、理不尽な叱責ならば図太く聞き流してしまいましょう。

怒られたら黙って心の平穏を取り戻そう

怒られたら黙って平穏を取り戻そう

怒られたら、まず5秒は黙って思考を落ち着かせましょう。

冷静な自分を保つことができれば、相手が怒っている意味を考える余裕が生まれます。

そもそも、相手から怒られたときはこちらに何かしら非がある場合がほとんどです。

怒られる際に「今怒られたからこそ、今後同じようなミスをしないで済むからありがたい」とプラス思考に心を持っていくことができれば、ネガティブな状況も乗り切りやすくなります。

また、「さっきクレーム対応してたからイライラしてるんだろな」と相手の状況を客観的に捉えることができれば、多少は仕方ないかなと飲み込むことも可能でしょう。

「黙って言いなりになったら相手の思うがままだ」と思うかもしれませんが、怒っている相手に逆ギレしたり反論しても、火に油を注ぐだけです。

それに、職場には絶対的な上下関係というものが良くも悪くも存在します。

あなたがいくら不満があろうと、この上下関係を壊すような言動をとるのは非常に危険です。

怒られたら、まずは冷静になりましょう。相手のペースに合わせたり飲みこまれたりせずに、毅然と振舞いましょう。

こちらが淡々と対応することで、逆に相手を飲み込むことも可能だよ!

接触時間と回数を極力減らす

接触をできるだけ減らす

すぐ怒る人と関わらないので済むのなら、それが一番です。

できるだけ接触時間と回数を減らし、どうしても関わらないといけない場合は仕事と割り切って適切に対処しましょう。

接触時間と回数を減らすためには、結論から始めてシンプルに伝えましょう。

また、意見の行き違いがあってもここでむやみに反論すると、逆鱗に触れてしまいます。

怒りっぽい人は自分の意見が反映されない限り主張をやめません。

「確かにそうですね」「おっしゃるとおりです」と肯定したうえで、「この代案もどうでしょうか」と落としどころを探すかたちで接触しましょう。

露骨に肯定したりほめたりすると、「バカにしてる」「ヨイショしてやがる」と思われるケースもあるので注意…!

「接触時間を最小限」にして「議論は落としどころを提案」するようにすれば、正面衝突のリスクを避けることができます。

相手も悩める一人の人間だと自覚する

相手も悩める一人の人間だと自覚する

色々書きましたが、怒りっぽい人も悩める一人の人間です。

怒りっぽい人間になってしまったのは、遺伝的な要素をのぞけば必ずそれなりの背景があります。

例えば、以下の2点が考えられます。

親から甘やかされて育ったため、怒りの感情を使えばすぐに自分の欲求を通せる環境だった
親や上司から叱られて教育されているので「怒ることが相手のためになる」「叱らないと教育にならない」と刷り込まれている

小さい頃にワガママを言えばすぐ欲しいものを買ってもらえる環境で育ったのならば、社会人になっても意見が通らなければすぐ反発してしまうクセがついているでしょう。

このように、過去の環境や経験によって「怒りグセ」がついている可能性が十分に考えられるのです。

過去によって「怒りグセ」がついてしまいかつ今の立場としての役割や責任、プレッシャーを抱えながら生きている、と考えると「怒りっぽい人」に向ける見方が変わります。

「怒りっぽい人」もまた何かの恐怖におびえており、「怒り」の感情を使って自分をガードしているのです。

ものすごく簡潔に言えば「相手も辛い」というわけです。

怒りっぽい人の背景に焦点を当てるだけでも、あなたの雰囲気が変わります。

雰囲気が変わることで、怒りっぽい人のリアクションも変わります。

たまには「〇〇さんのおかげで助かりました」といって、相手の承認欲求を満たしてあげましょう。

「何が彼をそうさせてしまったのだろう?と考えてあげることが大事!

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おわりに

本記事は、怒りっぽい人の心理と対処法についてまとめました。

ここまで読んだ人なら感づいているかもしれませんが、一番やってはいけないことは

怒りっぽい人に指導・注意されたからといって、他の人にも怒りの感情を使って接する

ことです。

あなたに今できることは、

「できる限り怒りっぽい人の怒りを食い止めてダメージを受けない」
「怒りっぽい人になってしまう原因を理解して、負の連鎖を断ち切る」

の2点なのです。

怒ることで相手を屈服させるのが楽しい変態はいますが、怒られて楽しい人間はそういないでしょう。

あなたもいつか上の立場になるときが来ます。

そのときに、「自分は怒られながら指導されて成長したから」といって怒りを駆使するようになってはいけません。

「過去に自分はこうだったから」といった主観的な判断で相手にも同じようなやり方を施すのは、根拠があるようで全く理屈になっていないからです。

「怒り」の感情は、お互いの思考を停止させます。

怒る側は自分の1次感情に気づくことができないし、怒られる側は怒られないようにすることを基準として言動するようになってしまいます。

「怒りっぽい人」の本質を理解して対処することは、お互いのために大切なことなのです。

本記事で紹介した内容をもとにして、職場の「怒りっぽい人」とうまく付き合っていきましょう!