生き方指南

将来が不安?合理的な不安はたったの5%です【人生行動したもん勝ち】

将来が不安?合理的な不安はたったの5%です【人生行動したもん勝ち】

「将来自分はうまくやっていけてるのだろうか…」

将来について漠然とした不安や悩みを誰しもが抱えたことがあるかと思います。

極端な例だと、作家の芥川龍之介が「将来に対するぼんやりとした不安」を理由に自殺したエピソードなんてものもあるぐらいです。

ですが、それと同時に「そんな未来のことなんて今考えてもどうしようもない」というのは、誰しもが分かっていることでもあると思います。

未来のことは誰にも分からない。明日どころか、一分後の未来すらわからないものです。

では、なぜあなたは「漠然とした不安」に時間と心を奪われてしまうのでしょうか?

本記事では不安を抱える理由と対処法について、解説していきます。

意味のない堂々巡りはもうやめて、不安をコントロールできるようになりましょう!

不安には依存的と実存的の2種類がある

不安とは、「明確ではなく十分に対処ができない未来・近未来に向けて抱く感情」のことです。

不安には、「依存的不安」「実存的不安」の2種類があります。

依存的不安:不安を誰かに訴えて依存したい感情(例:子が親から離れたがらない)

実存的不安:不確かな未来に対して抱く感情(例:目標が叶うかモヤモヤする)

私たちが抱える漠然とした不安の多くは「実存的不安」にあてはまるでしょう。

そして、実存性不安は主に「お金・仕事・恋愛」に分けることができます。

お金:「この収入でやっていけるのだろうか」「年金はもらえるのだろうか」

仕事:「仕事を続けられる気がしない」「退職したところで新しい職に就けるだろうか」

恋愛:「自分は結婚できるのだろうか」「離婚せずにいられるだろうか」

だれしもが、このような不安を一度は抱いたことがあることでしょう。

不安を抱くのは、「自分の身を守る」「自分を行動に駆り立てる」目的のためです。

例えば、将来ガンになることが不安だったら保険に入りますし、このままだと試験に受からないと不安になったら勉強しなきゃと意気込みますよね。

こうした未来への漠然とした不安は、見方を変えれば自らの選択によって解消出来たり、幸福への材料にしたりすることができます。

「今、この瞬間」に集中できてないから不安になる

ミシガン大学による研究結果によると、人が抱く不安の80%は実際に起こらないことが発表されています。

残りの20%のうち、16%は準備をしていれば対応可能なもの。つまり…

合理的といえる不安はたったの4~5%に過ぎないのです。

「取り越し苦労」「杞憂」という言葉がありますが、まったくその通りというわけです。

ではなぜ、人間にはそんなにも無駄な不安を多く抱えてしまうのでしょうか?

それは、「今、この瞬間」に意識が集中できていないからです。

アドラー心理学を知っている人にとっては、有名な考え方ですね。

過去に何があったかや未来に何が起きるかなど、今の自分には関係ない。

現在を真剣に生きていないから、過去や未来に気をとられてしまう。

今自分にできることに一生懸命取り組んでいれば、過去や未来なんてものは見えなくなる。

「今、この瞬間」に集中するとは、このような意味を持ちます。

例えば、大学に合格したいのに今日勉強をさぼるというのは「今、この瞬間」に集中していない証拠ですよね。

それでいて「もっと早く勉強してれば簡単に合格できただろうに今頑張っても手遅れだな」「自分は本当に志望校に合格できるのかな」と過去・未来に意識をとられているのです。

悩みというのは、「幽霊正体見れば枯れ尾花」という言葉があるように、とらえどころがないからこそあなたを悩ませ続けるものなのです。

役に立たない妄想癖を捨てて今この瞬間を生きるようにすることこそ、不安から解消されるための第一歩になります。

不安を解消するための方法

「今、この瞬間」を生きるように心がけて、不安を解消するためにはどうしたらよいのでしょうか?

本記事では、4つの方法を紹介します。

行動するための準備をする

不安を感じる原因となっている課題について、できるだけ細かく具体的な対策プランを練りましょう。

その場合、家族や親しい友人、会社の先輩・同僚、カウンセラー等、他人の協力を得ると効果的です。

なぜなら、他人に相談することで自分の立ち位置を客観的に見つめなおし、立ち向かうべき対象が明確になるからです。

例えば、Bさんが減給により住宅ローンを払うのが苦しくなったとします。

このままでは、近い将来家を手放さないといけなくなるかもしれません。

不安になったBさんは悩んだ挙句、家族に現状を伝えて相談します。

結果、Bさんの長男に自宅を存続させる代わりに長男が住宅ローンの一部を追うということで話がまとまりました。

こうして、第三者の意見を取り入れて具体的なプランを練ることで、不安に対処することに成功したのです。

このように、不安に対処するためには他者の力を借りながら現状と向き合い、具体的な対策プランを立てることが重要です。

重要度と緊急度から優先順位を考える

基本的に優先度が高いものから着手するようにしましょう。

その際、「重要度ー緊急度のマトリックス」を使うことで自分の課題に気づきやすくなります。

重要度ー緊急度のマトリックス

「重要度ー緊急度のマトリックス」は、重要度と緊急度の高低で課題を4分類する手法です。

重要度が高く緊急度が低いものは対策に順次とりかかるべきであり、重要度も緊急度も高いものは早急にとりかかるべき課題であると読み取ることができます。

頭の中で解決しようとしても、無駄が多いので効率的ではありません。まずは自分の不安を書き出して4分類してみましょう。

例えば、複数の仕事を並行して進めていて、期日を守れないかもしれない…と不安な人。

全ての仕事量を10と考え、大切な2割に力を注ぐべきと割り切る「2:8の法則」を使いましょう。

この場合、大勢を巻き込む仕事であるほど「重要度」が高くなり、期日が迫るほど「緊急度」が高くなります。

つまり、大勢を巻き込む仕事でありかつ期日が迫っている課題から全力で取り掛かるべきだとわかるのです。

このように重要度の高い課題、とくに緊急度も高い課題から解消していくと、不安の感情をコントロールしていくのに効果的です。

未来をポジティブに考える

単純な話ですが、不安を期待に置き換えてみましょう。

例えば、あなたは会社を辞めるときに「次の勤め先で上手くやっていけるだろうか」と不安になりますよね。

ですが、今不安に思ったってどうしようもありません。その時になってみないとわからないことだらけです。

ですので、ここは「次の勤め先でこそ〇〇の企画を持ち出して実現しよう」と期待してみましょう。

このように、未来をポジティブに考えることで、ネガティブな不安に打ち勝てるようになりますよ

余計なものを捨ててみる

自分にとって本当に必要でふさわしくて心地よい物以外は捨ててみましょう。

人間の思考や感情は、自分が思っている以上に環境に影響されています。

そして、無駄なものや不快なものに囲まれた生活は、ネガティブ思考の温床になっています。

アメリカの心理学者であるバウマイスターは、人間は一日中常に意思決定に追われており、意思決定を繰り返すうちに「決定疲れ」に陥っていると指摘しています。

不要なものを捨てることによって無意識に陥る「決定疲れ」を避け、余分な不安感情を減らせる効果があります。

ただし、巷で流行しているミニマリストのように、最低限の物に囲まれて生きろという話ではありません。

自分にとって…

  1. お金
  2. ポジティブな感情
  3. 時間

 

のどれか1つでも生みだすものは手元に残しましょう。

①お金は、簡単にいえば仕事道具ですね。これがないと自分の収益が発生しない、というものは捨ててはいけません。

②ポジティブな感情は、自分にとってモチベーションとなるものです。好きなアイドルのコレクションやお気に入りのアクセサリーなどが当てはまります。とはいえ、あまりにも多すぎる場合は整理してください。

③時間は、時短につながるものです。圧力鍋や食洗機、乾燥機などが当てはまりますね。

要らないものを捨ててみると、将来の不安も一緒に捨てることができます。

周りの環境がスッキリすることで、意識が戻り、無意味な思考や感情を捨てられることでしょう。

おわりに

「案ずるより産むがやすし」という言葉を知っていますか?

始める前はあれこれ考えて躊躇していたけど、いざやってみたら案外簡単だった、という意味です。

実際にそういった経験をしたことある人は多いことでしょう。

不安を感じて手を止めるぐらいなら、不安なんて頭からすっ飛ばして今一生懸命手を動かすことこそが一番の解決策になりうるのです。

人生楽しんだもん勝ち、人生行動したもん勝ち。

不安に溺れず、より良い未来のためにも今は目の前にあることに夢中で取り組みましょう!